BLEACH Brave Souls Official Artworks

上の写真は、Twitterで「パラパラ動画」をお見せした見本誌です。見本誌は発売に先んじて関係者へ配られるもので、皆さんのお手元に届くものと変わりありません。
最終回では、細かくて紹介しづらかったネタで終わりたいと思います。

まず、『 BLEACH Brave Souls Official Artworks 』がお手元に届いたら、本を閉じた状態でぐるりと見回してください。写真のとおり、小口（背表紙以外の三辺）が真っ白です。
本の端っこに絵や文字をあえて配置しないことで実現した白。黒い表紙とのコントラストは、デザイナーさんの秘かなこだわりです（バラしちゃいましたけど）

次に、画集で使用されているインクについて。今回印刷に使用されたものは、あのBLEACH画集『JET』と同じインクなのです。
光に曝されても色あせしにくい技術が使用されており、長い間印刷当初の姿を保ってくれるものと期待されます。

今回で『 BLEACH Brave Souls Official Artworks 』に関するお知らせは更新を終えますが、この画集が皆さんのお手元へと届き、アプリ『BLEACH Brave Souls』と共に、長い間お楽しみいただけるものとなることを願ってやみません。
約５か月にわたってお付き合いいただき、大変ありがとうございました!!

上の写真は「見えざる帝国篇」の256、257ページです。色校正も終盤戦。ここで改めて全身カットとゲーム画面を比較してみましょう。撮影で使用したのは iPhone12 pro です

『ブレソル』画集の１ページの大きさはB5版（横182 mm × 縦257 mm）で、写真の折丁もほぼ実寸サイズ。iPhone 12 pro（横71.5 mm × 縦146.7 mm）のゲーム画面と比べると、掲載サイズの大きさがお解りいただけると思いましたが、いかがでしょう？

写真だとイラストの色とゲーム画面の色が少し違って見えますが、機種、個体差によって見え方は異なるので、そこはご了承ください。イラストの実データの色設定(赤枠)に近づけられるようにガッツリ色校正中です！

当サイトの更新も残すところあと１回になりました。最終更新は、色校正が終わって見本誌ができる頃を予定しています。どこよりも早く本誌の仕上がりをご確認いただく予定です！お楽しみに!!

上の写真は70、71ページに収録された「EXTRA ARTWORKS」です。『ブレソル』画集は、15年７月〜21年４月までにリリースされたイラストの中から、普段ゲームでは見られない全身カットに紙面を割いて制作しています。

『ブレソル』初期の画稿を中心に全身が描かれていないイラストや、表情差分等は「EXTRA ARTWORKS」セクションに収蔵しました。

数多く並び揃ったキャラクターの姿に、『ブレソル』６周年の歴史と情熱を感じていただけるのではないかと、編集作業を進めながら勝手に思っています。──壮観です！

さらにオマケの「EXTRA REFERENCES」では、イベント衣装の設定画の一部を公開。こんなところにも『ブレソル』開発スタッフからレアな素材を１点ご用意いただいたので特別に掲載しています。今の段階では公開できないので、12月３日の発売日にその目でお確かめください！

上の写真は「資料篇」278、279ページで、久保帯人先生と『ブレソル』開発スタッフのやりとりを切り取って収録した章です。今回は『ブレソル』のイラストができるまでの一例をご紹介！

ハリベルのオリジナル形態を例に挙げると、『ブレソル』開発スタッフは、まずアイデアやイメージを出し合う会議を重ねます。この成果を元に、イラストレーターがさらに試行錯誤を繰り返し、いくつかデザインを描き起こします。掲載された「準備稿」がその一例ですね。

準備稿の中から「コレだ！」というものが選出されると、久保先生に監修いただくためのプレゼン資料が作られます。関係者の一部でやり取りされていた貴重な資料！初公開です!!
(※資料は当サイト掲載用にご用意いただいたものです。『Official Artworks』には収録されません)

久保先生の監修を経て、修正を加えたのが「決定稿」です。この決定稿を元に、リリース間近に公開される公式イラストと、アクションパートで操作する3Dモデルが作られる訳です。駆け足でご紹介しましたが、「資料篇」は久保先生と開発スタッフとのやりとりが垣間見える章になっています。もちろん、久保先生の直筆資料も収録されます。12月３日の発売日までもうしばらくお待ち下さい！

上の写真は「虚圏篇」202、203ページです。これまで紹介した写真と少し雰囲気が違いますよね？前回はカバーまわりをご紹介したので１週またぎましたが、今回は色校正の集約について触れたいと思います。

羽が生えたような折丁は、関係各所からの修正指示を集約するために作られたものです。折丁には修正指示を集約するための余白部分が不足しているので、このように全ページに紙を貼りつけて余白を設けています。

修正指示を集約する人は基本的に編集者で、関係各所からの修正指示が同じイラストで異なった場合の判断をします。『ブレソル』画集では、カバーなども含めてデザインを担当してくださったデザイナー様に「色」の判断を手伝っていただきました。「餅は餅屋」です。

集約した折丁(校正紙)を印刷所様に託し、すべてを調整のうえ二度目のプリントを行っていただきます。それをまた関係各所が色校正する訳です。このようにしっかり時間をかけて丁寧に作られている『ブレソル』画集。発売日をお楽しみに!!

カバー、帯、表紙の初校が届きました！メタリックながらも派手なギラつきがなく、渋い感じに仕上がっているのでは!?と、身内(編集部)では大・好・評です！

表紙は通称「画集一護」の線画を大胆に配置した構図。製本されると、左右およそ36センチに渡って展開します。さらに「黒と銀」の２色で製版されているので、カバーをとってもキラキラ！

そして、カバーに巻く帯です。予約受注商品である『ブレソル』画集は、本来であれば訴求目的の帯は必要ありません──が、作っちゃいました！ご予約いただいた皆さんには「書店で見かけてご購入いただいた」感を味わっていただきたいですし、そもそも、帯がないと寂しいですよね!?

このように、制作スタッフの本気と遊びが詰まった画集は、本日（10月22日）から42日後にお届け予定です！どうぞお楽しみに!!
※カバー、表紙、帯いずれも制作中のものです。お手元に届くものと異なる場合もございます。予め御了承ください。

上の写真は「尸魂界篇」80、81ページに入った修正指示です。前回は色校正が始まったことをお伝えしました。今回は、編集部以外にどんなところが色校正に取り組むのか？に触れてみたいと思います。

まずは『ブレソル』を開発している KLab様。開発スタッフの修正指示は、正解の基準になります。色が不自然な箇所の指摘だけでなく、色が綺麗に出ている正解も示してくださるので、例えば上の写真の付箋を貼った雛森の肌色は、女性キャラの基準のひとつになりました。

次に、アニメ『BLEACH』でお馴染みぴえろ様。実は『ブレソル』で描かれているイラストの色設定は、アニメ『BLEACH』の色設定が基準になっているんです。アニメ放送で培った資料と照らし合わせて色味を見てくださっています。

関係各所から修正指示入りの折丁が編集部に届き、それをさらに一つに集約するのですが、このお話はまた別の機会に紹介します！多くの人たちの熱意がこもった画集のお届けは12月３日（金）予定です。お楽しみに!!

色校正用の折丁が到着です！上の写真は「現世篇」14、15ページになります。『ブレソル』画集は、キャラクターたちを所属ごとにまとめて収録し、現世篇、尸魂界篇、虚圏篇、見えざる帝国篇といったように章立てしています。

ここで言う色校正とは、印刷所様の印刷台でプリントして画集の仕上がりを事前に確認する作業を言います。『ブレソル』のイラストはRGB（レッド・グリーン・ブルー）の３色の組み合わせで作られていますが、紙に印刷するときはCMYK（シアン・マゼンダ・イエロー・クロ）の４色の組み合わせで行われるため、スマホ画面で表示されるゲームの色に近づけるための確認＆修正作業が必要になります。
左の写真が折丁で、印刷台から出力された大きな１枚の紙を16ページごとにページ順で折りたたんだ物です。画集は288ページあるので、18折あります。

色校正の例として、上の写真の付箋を貼った一護を見てみましょう。右側の一護の死覇装と左側の一護の死覇装の色の違いが分かりますか？写真だと解りづらいかもしれませんが、右側の一護の死覇装は少し黄ばんで見えるので、綺麗にプリントされている左側の一護の死覇装に合わせてもらうよう修正指示を入れ、印刷所様にプリントの調整をしていただきます。